1953-09-10 第16回国会 衆議院 大蔵委員会 第41号
財政を組まれる場合において、均衡のとれたりつぱな予算を組まれることがまず第一でありますことば申すまでもありません。特に私お願いをしておきたいのは、別に皆さんを責めるわけでも何でもありません。参考人ですから、参考意見としてお聞きを願えばよろしいのですが、どうもイージーな行き方、一例を言いますと、それはそれでいいのですが、そういうこともおやりになるのもいい。
財政を組まれる場合において、均衡のとれたりつぱな予算を組まれることがまず第一でありますことば申すまでもありません。特に私お願いをしておきたいのは、別に皆さんを責めるわけでも何でもありません。参考人ですから、参考意見としてお聞きを願えばよろしいのですが、どうもイージーな行き方、一例を言いますと、それはそれでいいのですが、そういうこともおやりになるのもいい。
むしろ総理が積極的に出で来て、自分たちが編成した予算についてどのようにそれが使われておつたかということを、この決算委員会に出てよく聞いて、これを調べない限りは、次のりつぱな予算の編成などはできようはずがないと思います。今度全国を襲つたあの大きな凍霜害、大水害、これらに対してまして、凍霜害に対してはわずかに五億九千万円であります。
今の主計局が予算を査定するのに、りつぱな予算の立て方がなされておるかどうか、これもわれわれあわせ考えなければなりません。今日主計局の主計官の予算の立て方は、各省から出て来たものを頭から切るだけで、ほんとうに実際に即した予算の立て方は主計局において行われていない。こういう事実をわれわれは今まで痛感して来ておるので、会計検査院から調べに行けは、ほこりの出ないところは全官庁を通じてなかろうと思う。
私どもといたしましては、そういつたような背景のもとにおきまして、政党内閣としてのりつぱな予算をつくりたいとかねがね念願いたしておりました。それで昨年の十二月の末になりまして、まず自由党が二十八年度の予算編成の根本方針というものを党議できめました。政府におきましては、その党議できまりました与党の予算編成方針を、その線に沿うて尊重してつくり上げたものが、現在提案されておる予算案でございます。
といつて、これらを要求してみましても、どうもあなた方予算をおつくりになる方で一番よくおわかりだけれども、どの面にも、こういう点は非常に関心を持つて、なるほどりつぱな予算で、これは産業の奨励になるというようにわれわれが双手をあげて喜ぶような予算というものは一つも出ておらないのであります。出ておらないがゆえに、私はあえて優先外貨を渡してもらいたい、こう申し上げるのであります。
きのうは閣議で相当もんでいらつしやつたことでありますので、必ずやこの時局柄をよく御判断の上、また従業員諸君の精励恪勤であること、さらにまた窮乏状態も御判断の上、りつぱな予算が組まれるだろうと考えておりましたところ、今の質問に対してなされた回答のように、非常に不満足な状態がある。
吉田総理大臣も、池田大蔵大臣も、今回の予算は健全財政だ、真の均衡予算だ、昭和六年以来のりつぱな予算だ、しかもこれはドツジ公使、いな、われわれ吉田内閣で編成したのだと、声高らかに得意がつておられますが、その裏には、財政のしわを金融に寄せ、産業資金に大きな穴をあけるか、あるいは金融機関をはなはだ不健全ならしめて、金融界を不安に導かんという、恐ろしき岐路に立たざるを得ない難関をはらんでおるのであります。
この政府の編成した予算以上のりつぱな予算をつくるべき自信も能力も全然持ち合わせておらないのであります。このことを諸君みずからが最もよく知つておられるがゆえに、いざ投票という場合におきましては、さすがに良心的な諸君でありますがゆえに、これに反対したところで、自分たちには、これ以上の予算をつくることはできない。であるから、これを批評するところの能力も力もない。ない以上は、政府によろしくお願いする。
当時増田官房長官に対してこの点を質問いたしましたところが、主計局の処理の問題をも含めた行政組織の改革を考えて行きたいという点を明らかに答弁をいたしておるのでありますが、そういつた問題に対する何らの考慮も拂われていない一つの案でございまして、現在、あるいは農林省、あるいは商工省、いろいろな省の面から見て、おそらく私が想像いたしますならば、現在の大藏省以外の各役所は、この主計局を内閣に移して、そうしてりつぱな予算
一般会計には関係ないということを言われるならばとにかくといたしまして、やはり特別会計としてこれはりつぱな予算の問題でありまして、予算外であつて、それは全然金に関係がないという、そういう問題ではないのであります。この点についてはもつと眞劍に御回答願いたい。私はもちろんこの場合において特別会計の問題でありますから、特別会計の新しい負担に関してその財源にはどうかということを伺つたわけであります。
しかしながら、いやしくも二十三年度の予算案を、これが一番適当なりと自信をもつて出されるからには、予算案に関する限りは、大藏大臣としては、これを提出する前に、十分なる連絡をとつて、そして與党からは、なるほど大藏大臣は今日の段階において最も適当なりつぱな予算案を提出した、こういうふうにいくのが、私は当然であると思うのであります。そうでなければ、政党内閣でも何でもない。
勤労者の、または正確に申告をなされました方々が負担されましたところの現実の負担と、農業者の方々が負担をされるものが実質的に変らない負担であります限りは、なんとしてもこれをお納め願わないことには、本年度の予算に定められましたいわゆる健全財政ということも一片の画餅に帰してしもうことに相なりまして、インフレの怒濤の中に何もかも失つてしもうというようなことでは、まつたく國会がせつかくおつくりになりましたりつぱな予算